おまえらそれでもジャズのつもりが?

絶対音感があることにより弊害が生じる場合もある。
まず日常に溢れているあらゆる音が全て音階で聞こえてしまう。
TVドラマ「古畑任三郎」をご覧になった方なら記憶にあるかもしれないが、市村正親演じる絶対音感の持ち主である犯人が、殺人現場で雨音と水槽のポンプのモーターが不協和音に聞こえて気分が悪くなりそうになるシーンがあった。
しかし、絶対音感マスターの誰もがそれで困ったりはしないようで、おいらの友人は一度にいくつもの音が同時に鳴ってもちゃんと聞分けられるが、日常生活で周りの音が気になることは無いと言う。
そしてもう1つ、シビアな絶対音感の持ち主を苦しめるのが「和音」の響きに違和感を持ってしまうという症状だ。
次回はこれに関して詳しく書いてみる。