BSE その2

日本がアメリカに求めているのは輸入牛の全頭検査です。
前述のように幼い牛の発症例が無いため、アメリカは生後30ヶ月以上の牛から抜粋して検査をすれば安全だと主張してきています。
そしてこともあろうに日本のしている全頭検査に対して「あんなこと無意味だ」といちゃもんまでつけてきているのです。
腹たちますね〜。
ところが!!
実はアメリカの言っていることが正しいとしたらどうでします?
日本のおこなっている全頭検査はザルで泥水をすくっているようなものなのです。
ザルの目にひっかかるような大きな小石は除去できるのですが、現検査体制では病気のキャリアがすべて認識できるようなものではなく、毒入りフグを魚屋の店頭に並べているのと変わりありません。
それでももちろんアメリカの検査よりは何倍も信用できます。
生後24ヶ月以上の全頭検査はやはり必須でしょうね。
それから日本政府がもう1つ業者に徹底させている危険度の高い特定部位の除去はザル検査などよりずっと評価できます。
もちろんそれらを使った肉骨粉を牛を含む全ての家畜に与えることも禁止しています。
で、アメリカの方はというとその2つに関しては効果的であると口ではぬかしていますが、特定部位の除去は業者任せでノーチェック、肉骨粉は鶏や豚にあげるのはOKという開いた口も塞がらないいい加減さなのです。
このアメリカの適当さは業界からの圧力もさることながら、担当役所が多岐に渡り過ぎて身動きが取れないという愚鈍な為政の産物でもあります。
あまり安全ではない国産牛肉はまだ我慢できても、危なくて仕方が無い猛毒牛を輸入再開させようとしている傲慢なアメリカ、それを受け入れることをほぼ決めてしまった腰抜けの日本政府、そしてこともあろうに自分達の利益しか考えず政府を突き上げている日本の大バカ法人。
では我々消費者は一体どうすればいいのでしょうか?