BSE その3

役人や法人があてにできない以上、我々消費者が毒入りフグを食べないという強硬手段に訴えるしか手がありません。
しかし牛製品というのは意外に多く、肉や牛乳だけ注意していれば大丈夫というものでもないのです。
以降、感染可能性の高い物から順に牛製品を列記してまいります。
1)危険度極大
・牛の脳、骨髄、内臓(もつ)、タン、ほほ肉
2)危険度大
・ミンチ肉(ハンバーグ、ソーセージ)牛肉全般(焼肉、ステーキ、生肉)
3)危険度中
・スープ(ラーメン、ソース類、カレールー、スナック菓子)
4)危険度少
・ゼラチン(ゼリー、プリン、ヨーグルト)コラーゲン(ドリンク材、健康食品)

まず1)危険度極大に関してですが、該当牛が異常プリオンキャリアだった場合、食べれば百発百中で感染してしまいます。
どんな牛でも危ないというものでもありませんが、特にアメリカからの輸入が再開された後は死にたくなければ避けるが吉です。
2)危険度大は肉自体には問題が無いのですが、牛の解体時に危険部位からプリオンが付着する可能性があります。
3)危険度中。要するに骨髄を原料としている製品です。
過去に感染例はありませんが、材料が材料だけにこれからの不安度はかなり高いと思われます。
4)ここまでくるとようするに牛から出てくるものはみんな危ないと思え、という意味です。
WHO(世界保健機構)の見解では大丈夫とのことですが、素人が考えても危険度はゼロであるはずがありませんよね。


それから豚、鶏に関してもこれからどうなるかわかりません。
前述のようにアメリカではBSEの元となった牛骨粉をこれらの家畜にエサとして与えることを許可しています。
牛はダメでも豚、鶏に影響が無いという根拠はどこにもありません。
だって人間ですら感染するんですから。


どうも日本人は騒ぎが起こったときだけ猛烈に不安に駆られ、時間が経つと平然と忘れて過ごす傾向がより強い人種のようです。
冗談じゃありません、狂牛病の災禍はこれから訪れるのです。
国民1人1人がもっとしっかり自意識を持たないと役人や法人に殺される運命をたどりますよ!!