なんかいぐね?いぐね?

昨日「スウィングガールズ」が名作とは言い難いと書いたその理由。
それは新鮮味の無いありふれた抑揚に乏しいストーリーと微妙なセンスの中途半端なギャグ。
そしてキャラとプロット優先のキャスト選択。
だが、それゆえにいい意味でごくあっさりした何度でも疲れずに見られる映画に仕上がっている。
これは矢口監督の持ち味であり狙いどころでもあるのだろうが、これを「才能」と呼ぶのは偉大なる先人達に失礼だ。
しかし小難しい屁理屈はいらないんだぁ、これが。
以前は見る方も作る方もはっきりと分別できたTVドラマとの差異が無くなりつつある今の世、その作品が個人的に好きか嫌いかが最優先の判定基準であり、そしておいらはこの作品が好きだ。
上映後のスウィングガールズ達はほとんどアイドル扱いだし、製作側もそれが狙いであったことを隠すつもりも無いらしい。
映画の設定でもある「ジャズ」「山形」というキーワードを意識させることによりあざとさを薄める効果もあるが、このフィーバーぶりは彼女達の若さと魅力があればこそなのは動かしようのない事実。
それを十分判っているのに夢中になっているおいらなんかさしずめいいカモなんでしょうな。
DVDで本編何回見たかなぁ。
いつもオープニングの夏休みの校舎が映るとつい口元がほころんでしまうんだよな〜。